睡眠名言集②(水木しげる)

「睡眠を削って頑張るのを良しとする風潮が日本中を覆っている。実に嘆かわしい。」


過酷なイメージがともなう職業の漫画家。

「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる漫画家の水木しげる先生。 

数々の功績を残し、93歳の長寿を全う。

その背景には、食や睡眠を大切にしたことだったそうです。


水木さんはインタビューではこう話しています。

” 週刊誌(の連載)は、大変ですよ。やっぱり週刊誌をやっていると、命が縮まるんじゃないですか。手塚さんにしても石ノ森さんにしても、週刊誌を一生懸命やっていたから、早死にしたんじゃないですかね。 石ノ森さんは、どこかで会うと、 必ずこうやって(2本指を立てる仕草)、見せるんです。 何の事かというと『2日間、徹夜した』というのが自慢なわけですよ。眠りを軽蔑したり、いじめたりするのは、いかんです。私は子供の頃から、眠るのが好きだったから。 だから良かったんです。 ”


展覧会「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」へ特別寄稿された2ページ漫画

「睡眠のチカラ」

この中に、徹夜続きの手塚・石ノ森両氏に対し水木さんが

「自分はどんなに忙しくても十時間は寝ています」

「睡眠をバカにしちゃあいけませんョ」

「眠っている時間分だけ長生きするんです 幸せなんかも“睡眠力”から湧いてくる」

と伝えています。


生き方はひとそれぞれですが、大きな足跡を残された

手塚治虫さんと石ノ森章太郎さん

ふたりとも60歳の若さで他界しています。

睡眠を削ることはまさに命を削るにもなるのかもしれません。


愚者の睡眠 賢者の睡眠

どこかで休息や睡眠を無駄な時間だと思っている人は多いようです。人間は機械ではないので24時間戦うことは出来ません。健康でなければ仕事はできませんから「休むのも寝るのも仕事のうち」という意識を持つことは重要です。寝る間を惜しむように睡眠時間を削ってはならないのです。睡眠こそ、自然(神様)が無償で与えてくれる、この世で最も安全で最高の回復薬。 睡眠に勝るものなし、いい睡眠なくして楽しき人生なしです。

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